Author:Kaoru(sophism spewage)

Hobby:読書(主にミステリ小説、精神分析学等思想書の類)、音楽鑑賞、思索、抑圧。
Admonition:「“神はひとりであって、そのほかに神はない”」(エラリイ・クイーン『九尾の猫』(ハヤカワ文庫)より)
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勘のよさ
2006.10.16 Mon 07:10
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作家・室井佑月さんのブログ(現在はすでに閉鎖されたそうですが)の記事「じゃぁ、またね」を拝読して、個人的に僭越ながら思ってしまったことをちょっとだけ。
室井さんは、ご自身の過去をふり返りつつ、自分の長所は「勘のよさ」だけだとおっしゃっているのですが、うーん、ぼくはそうは思わないんです。だって、その文脈で言うところの「勘のよさ」でしたら、実は人間なら誰でも持っているものだと思いますから。……って、これだけだと、室井さんを非難していると思われそうですけれど(苦笑)、とんでもありません、むしろその逆で、いまのあなたの成功があるのは、なにも「勘」だとか「第六感」などといった地に足の着いていないあやふやなものではなく、まぎれもなくあなたがこれまでに積まれてきたさまざまな経験があったからこそなしえたことではないかと思うんです(決してお世辞ではありません)。つまり、あなたがこれまでに考えたり、感じたり、思ったりしてきたこと、それらの集大成が、いま現在の「室井佑月」を構成しているのではないでしょうか。これって、見方によってはあなたならではの特権(長所と言い換えてもいい)とみなすこともできますよね。 それと、他人の「こうであろう、あいつは」という波動を受け止め、そのうえで自己を保ち、そこにいわく言いがたい一種のちぐはぐさを感じながらもどうにか生きているのは、決してあなただけではないはず。人間なら誰だって多かれ少なかれそういった波動を感知して、その結果、自分を「演じ」ながらどうにか生きている、というよりそのためにはむしろ演じざるをえないのでしょうね。なぜ他人に是認されなければ自己を保つことができないのかといえば、それはやはり、本質的に人間それ自体があらゆる意味で無力な生き物だからなんでしょう。「魔法が解け、みんなの波動をキャッチする力がなくなったら、ただのろくでなし」に成り下がるのは、なにも室井さんだけの問題ではないんです。自戒や内省は確かに自分を磨くうえでは大事な姿勢ですけれど、度が過ぎるとほぼ自殺行為に等しいので、どうかほどほどになさってくださいね(^^)。 ……ああ、ちょっとどころでなく、長文になっちゃった(汗)。 |
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2006.10.29 10:59 | | | 編集
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2006.11.02 18:48 | | | 編集
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